2013年03月12日
東日本大震災から2年が経ちました。
この2年間みなさんはどのような気持ちで、お過ごしになられたのでしょうか?
3月11日が近づくにつれ、震災当時の映像が放映される機会が多くなり、
お子さんがフラッシュバックで体の震えが止まらなくなり、最近TVが見れないと
いう方もいらっしゃいました。まだまだ、生きている方にも深い傷が残っていると
考えさせられるエピソードです。
3月11日、弊社でも14時46分の少し前からTVを点け、号令に合わせて黙祷をはじめようとした
ちょうどその時「トゥルルルルー」と電話が。思わず『おいおい、このタイミングで電話よこすか!』と
独り言を言ってしまいました。着信の電話番号の表示を見ると県外の番号でした。
もちろん、そのお客様には全く悪気がないですし、通常の業務をこなしているだけですから・・
でも、そこが被災地とそうでない地域の温度差ではないでしょうか。
黙祷をしている時、その電話対応している事務員以外の事務所近辺では怖いくらい全くの無音でした。
震災直後の電気や水道もストップになり、「暗くなったから寝るしかないや」と過ごした、あのシーンとした
無音の夜の日々を思い出してしまいました。
東北人にとって3月11日は特別な日です。そして、あの日を忘れないことが私達の最大の防災なのです。