2011年06月20日
東日本大震災から6月18日で百日が経ちました。
今回の震災で亡くなられた方々にとりましては
仏教の世界でいえば、百か日法要ということで
心よりご冥福をお祈り申しあげます。
【百か日法要】を調べてみると、「別名『出苦忌(しゃっくき)』
または『卒哭忌(そつこくき)』と言い、故人を失ったことから、
悲しみ泣き明かした日々に一度気持ちの整理をし悲しみから
卒業するための法要」と書いてありました。
さらには、「『施餓鬼会』とも言われ、無縁仏や飢餓道におちた者の
供養をします。百か日法要の施飢餓会供養によって飢餓に苦しむ
すべての者へ飲食を施すという善行おこない、故人の滅罪追福を願う
という意味のある法要」とのことです。
しかし、病気などである程度覚悟していた場合と違い、今回の震災の場合は
元気だった人々が一瞬で、それも一度に多くの家族を失った方々がたくさんいらっしゃいます。
百日という期間では、気持ちの整理がつくのでしょうか・・・親戚の精神科医は本当に
究極な状態であり、そういう方々には絶対にメンタルケアが必要だと申しておりました。
改めて『百日』と言いますが、仙台近郊の仙台新港や多賀城市、塩釜市に
おいても、まだ信号が復旧しておらず他県から応援に来てくださっている
警察の方が交通整理をしている状況です。瓦礫の処理もまだまだです。
東北は復興中というよりは、まだまだ復興にむけての準備中という段階でしょうか。